薪ストーブ本体を使用前に空焚きをして下さい。その際煙が出たり、においがしますが、これは本体に使用している塗装が焼ける煙やにおいで人体に有害ではありません。その後は、煙やにおいは出ません。
着火は、薪2本ほどの上にナタで裂いた細めの薪と丸めた新聞紙を重ねます。
この時、空気の通り道をあけて組み上げます。さらに薪を2本のせ、そして新聞紙に着火します。
扉をしめて、空調口を全開にします。
薪が燃焼して、炭化してきます。
燃焼している薪をずらす際には、火ばさみを使い、すき間を作りながら、薪をくべます。
おき火状態になります。
薪を足すタイミングは、薪をやみくもに入れて調子よく燃えていた火を消してしまうことがあります。デレキを使い、薪を砕いて、おき火を平らにしておいてから薪をくべるとよいです。
薪が燃えているときよりも、おき火のほうが高温になるので、この時に薪を足すのが、一番よいです。
火が完全に消えてから、ジュウノウを使い、余分な灰を容器にいれます。
灰は薪ストーブ底面を保護していますので、灰は2~3cm残しておきます。
たまった灰は庭木や畑の肥料として利用できます。
薪を燃やした灰は土にも優しい。自然からもらったものをまた自然に帰して、環境を思いやるリサイクルにつながります。
消火は、おきを砕いて、散らし、燃え尽きて火を消します。
また、空調口を閉めることにより早く消すことができます。
水を入れて消すことは、薪ストーブを痛めます。
この薪ストーブはたき火や暖炉とはちがい、より少ない燃料で熱を本体全体から発して早く周囲を暖めることできる輻射式ストーブで一番ポピュラーな燃焼方式です。
輻射熱は遠赤外線を発するので、ゆったりと体の芯まで暖まります。
薪ストーブの前方にある燃焼室で、空調口から空気が入り、薪はよく燃えます。
空調口の開閉で火の調節ができます。
炎は火止めで遮られ、煙のみが煙筒に流れてゆくしくみになっています。